ＪＡＣＫ（ジャック）

ＪＡＣＫ（ジャック）とは、旅行業界で使われるもので、アルファベットの「Ｊ」を表す言葉です。

旅行業界では、「Ａ」はアップル、「Ｂ」はベイカー、「Ｃ」はチャーリーなどと言い表します。

これは、記号を使っていろいろなものを表すことが多い旅行代理店などの旅行業者の中で「Ｄ」や「Ｔ」、「Ｂ」や「Ｖ」など、紛らわしいアルファベットを間違わないようにするためです。

船舶業界や、銀行、軍隊などではまた違った言い方をしますが、旅行業界でのアルファベットの表し方は、次の通りです。

Ａ：エイブル、Ｂ：ベーカー、Ｃ：チャーリー、Ｄ：ドッグ、Ｅ：イージー、Ｆ：フォックス、Ｇ：ジョージ、Ｈ：ハウ、Ｉ：アイテム、Ｊ：ジャック、Ｋ：キング、Ｌ：ライク、Ｍ：マイク、Ｎ：ナンシー、Ｏ：オーバー、Ｐ：ピーター、Ｑ：クイーン、Ｒ：ロジャー、Ｓ：シュガー、Ｔ：タイガー、Ｕ：アンクル、Ｖ：ヴィクトリー、Ｗ：ウィリー、Ｘ：エックスレイ、Ｙ：ヨーク、Ｚ：ゼブラ。

ＪＬ

ＪＬは、航空業界でのコードでは、（株式会社日本航空インターナショナル：Japan Airlines International Co.,Ltd.株式会社日本航空（持株会社）の完全子会社であり、日本最大の航空会社）を指します。

そうですおなじみＪＡＬのことです。

ＪＡＬの歴史は、敗戦後の1950年6月のGHQによる第二次世界大戦後の占領期における日本の航空会社による運行禁止期間の解除の決定が下された後、「日本航空創立準備事務所」が開設されたのが始まりです。

当時は・・・

日本政府主導による半官半民の体制で、設立当初の本社は東京都中央区銀座（現在銀座日航ホテルがある場所）に置かれたそうです。

なんと、当時の従業員数は39人だったそうですから今のＪＡＬからすると想像も付きません。

ＪＤ

ＪＤは、東亜国内航空（Toa Domestic Airlines; TDA）時代の航空会社コードでTDA/JDのことです。

コールサインはトーアドメス(Toa Domes)で1988年までこの名で運行していました。

現在は・・・

株式会社日本エアシステム（Japan Air System; JAS）を経て、2004年4月1日に株式会社日本航空ジャパンに商号変更して、ＪＡＬ：日本航空ブランドの国内航路会社に転換された（日本エアシステムの事実上の消滅）2006年10月1日に、株式会社日本航空インターナショナル（旧商号は日本航空株式会社）に吸収合併され、名実ともに消滅しました。

現在でも旧ＪＤ系の路線をＪＤ便と呼ぶ人もいるようで、多くの人に親しまれた航空会社でした。