IATA・PEX (ペックス) 運賃

IATA・PEX (ペックス) 運賃は、国際航空運送協会が設定する全航空会社共通の運賃で、以前より料金は下がったようですが以前格安航空券に比べると高値です。

ゾーンペックス運賃より価格が高い分利用条件に加え、さらにルート選択の幅が広く使い勝手は良いのが特徴です。

IATA・PEX (ペックス) 運賃は発券後の予約変更はできません。

それでも、キャンセル料は格安航空券より安いという利点もあります。

IATA PEX・ZONE PEX・A-PEX　ともに割引運賃ですが、格安航空券が旅行会社でしか購入できない航空券だとすると、PEX運賃は各航空会社が独自に設定し、航空会社でも旅行会社でも購入でき、予約の変更・キャンセル手数料も明確である正規割引運賃であるといえます。

早くから運賃が公示され、予約も可能ですが、PEXの中には一定期間内に予約および購入を終えていなければならない種類の航空券もあるようです。

IATA(International Air Ｔransport Association)

IATA（International Air Transport Association／国際航空運送協会）ＩＡＴＡは、国際航空運送協会のことで、1945年に各航空会社を会員として結成された団体のことです。

安全運行、安定した定期的で経済的な航空運送のために、航空運賃を算出するための規則を決定などを行なう役割を担っている機関です。

IATA（International Air Transport Association／国際航空運送協会）は、国際線を運航する航空会社のほか、旅行会社、旅行関連企業が加盟しています。

航空運賃や発券・運用ルール等の決定を業務とする重要な団体なのです。

2000年以降は、ＩＡＴＡに加盟せず独自に運賃を決める格安航空会社が現れたり、世界的なオープンスカイ（航空自由化）の流れなどからＩＡＴＡの存在意義が議論されるようになってきているようです。

ＩＲ

IRイラン航空は発足以来エコノミークラスしかありませんでしたが、1993年からはビジネスクラスの「ホマクラス」が導入され、成田空国発着路線のホマクラスでは、イラン産の最高級キャビアがサービスされることが有名です。

宗教上の都合(回教）で、IRイラン航空機内ではアルコール飲料はサービスされず、持ち込んだアルコール飲料をIR機内で飲むことも禁止されています。

IRの機内食も宗教上の理由で一部制限があります。

IRは1974年に最初の東京への乗り入れを開始。

週2便、直行便または北京経由で運航されていましたが、2003年より直行便がソウル経由に変更されました。

IRは1979年のイラン革命まで機材増強、航路拡大に力を入れていました、しかし革命に続くアメリカの経済制裁により西側諸国製の航空機の購入が事実上不可能となったため、現在は保有機材の老朽化が問題となっています。