主催旅行

主催旅行とは、「旅行業を営む者が、あらかじめ、旅行の目的地及び日程、旅行者が提供を受けることができる運送又は宿泊のサービスの内容並びに旅行者が旅行業を営む者に支払うべき対価に関する事項を定めた旅行に関する計画を作成し、これに参加する旅行者を広告その他の方法により募集して実施する旅行をいう。」と旅行業法に述べられています。

旅行には大きく「主催旅行」と「手配旅行」があります。

通常あまり意識せずに申し込んでいることもあるかと思いますが、外務省危険情報の発令や、最近多い自然災害による催行中止の判断、及び中止時の取消料などが変わってきますので、きちんと認識した上で申し込みをしましょう。

【手配旅行とは】

旅行者の要望により、エアーやホテルなどの手配を代理で行う契約であり、その手配に必要な実費と手配手数料を旅行会社に支払うことになります。

またツアーの催行の有無は、旅行者本人の判断となり、海外危険情報で渡航ができなくなったとしても、相当の取消料が発生します。

＜補償＞手配を代行しているのに過ぎず、旅行中に起きた事故・旅程の変更等する責任は旅行会社では負いません。

＜取消料＞
申し込み後取り消しとなった場合には手配にかかった手数料およびキャンセルにかかる実費などが請求されます。

金額などは各社ごとに異なるので、申し込み時に確認しましょう。

シーズナリティ（seasonality）

シーズナリティとは、季節の変動に伴う市場、商品、価格の変動のことをいいます。

夏場に売れる商品、冬場に売れる商品といった商品の需要の変動や、ピークシーズンになると高くなる航空券の価格のように季節による変動をシーズナリティといいます。

日本において、航空券がもっとも高くなるのは、年末年始、ゴールデンウイーク、夏休みのお盆時期あたりです。

こうした大型連休の期間は、旅行者が集中するため、どのエリアも航空券が高くなります。

例えば、ヨーロッパ行きのA社の格安航空券の場合、最も安いのが11月20日から12月19日と1月7日から30日で15万円以内。

逆に最も高い時期は、7月28日から8月21日で31万円以上することもあります。

シーズナリティによる価格は、かなり細かく設定されているため、出発日を1日ずらすだけで大きく異なることもある。

日程を移動することが可能であれば、検討してみる価値は高いと思います。

また、それが不可能であれば、いくつかの航空会社をあたってみるのも１つだと思います。

ピーク時の設定は航空会社によって数日ずれていることもあるからです。

ジョイナーフィー（Joiner Fee）

ジョイナーフィーとは、ご予約された人数を超えてチェックイン後に宿泊されるお友達、現地の知人に加算される追加代金の事です。

ジョイナーフィーを請求するホテルはホテルの品格を大事にしているということです。

ジョイナーフィーが高い所ほど品格、雰囲気を大事にしているという事だと思います。

ジョイナーフィーは東南アジアの一部の国で慣習化されているもので、通常はホテルの自分の部屋に訪問客を入れることは認められていませんが、ジョイナーフィーを支払うことで「目をつぶってもらう」という性質のものです。

ジョイナーフィーを払うからといってむやみに訪問客を招くのは避けたほうがよいと思われます。