ユーロ・シティ（Ｅｕｒｏ Ｃｉｔｙ＝ＥＣ）

ユーロ・シティ（Ｅｕｒｏ Ｃｉｔｙ＝ＥＣ）とは、ヨーロッパ各都市を結ぶ、国際特急列車のことを言います。

ユーロ・シティは、もちろん国境を越えるわけですから乗車していると、出国審査、列車の検札、入国審査の順で係員がやって来て審査をされます。

ただ、審査は物々しいものではなく、審査とはいってもパスポートをチェックしてスタンプを押すだけの簡単なものです。

ユーロシティでは車両ごとに作りがちょっとずつ異なっていますが、コンパートメントタイプの造りになっている車両もあります。

ちなみに、コンパートメントタイプとは、車体の一方に通路があって、仕切り壁を立ててそれぞれひとつの部屋のように区切られているもののことを言います。

部屋は３人が向かい合わせの６人席になっていて、知らない旅行客と相席になることが多いです。

窓から眺める風景は、僅かな丘陵地を除いてはほぼ平坦で、その殆どがヨーロッパの広大な農地であることが多いようです。

民家の屋根は決まって茶色やオレンジ色の暖色系で、ユーロシティに乗っていると、これがヨーロッパの田舎というとても穏やかで美しい風景を見ることが出来ます。

ユニット（unit）

ユニット（unit）とは、旅行関連の用語として使うときには、航空便と現地の観光などの地上手配を組み合わせた商品、と言う意味で使われます。

ホールセラーやオペレーターが旅行会社に販売します。

旅行会社は自社のブランドを付けて顧客に販売します。

実際、多くの旅行会社のブランド商品が、他の旅行会社から仕入れたユニット商品だったりします。

ちなみに、ホールセラーとは、航空券やパッケージ商品の卸問屋の事をそう呼んでいます。

航空会社から直接チケットなどを仕入れ、同業他社（旅行会社）に航空券や、パッケージ旅行商品を販売する会社、それがホールセラーです。

ユースホステル（Youth Hostel/YH）

ユースホステル（Youth Hostel/YH）とは、比較的廉価で宿泊可能な会員制の宿泊施設のことで、日本国内に約３２０か所、世界に約４０００か所の施設があります。

そもそもユースホステルとは、青少年活動の一環として始まったもので、主に若年層を廉価で宿泊させるためのものでした。

ですが、近年は幅広い年齢層の旅行者や、家族などのグループも受け入れるようになってきています。

施設内容は国や地域、あるいは運営形態（直営、公営、個人等）によって様々ですが、基本的にドミトリー形式で、廉価で宿泊できる代わりに掃除や食器洗いなどのボランティア活動を課しているのが一般的です。

ここ最近、日本では若年層を中心に集団生活や奉仕活動を嫌う者が増えるのに伴ってYH離れが進んでいます。

施設数も減少傾向にあります。