GMT

GMTとは、協定世界時 (Coordinate Universal Time) のことをいいいます。

イギリスのグリニッジを通る経度0度を起点にして定められた世界共通の時間で、かつてのグリニッジ標準時 (Greenwich mean time, GMT) を継承したものです。

経度0度の子午線を基準として、理論的には東に15度ずれるごとに「UTCプラス○時間」、逆に西に15度ずれるごとに「UTCマイナス○時間」として世界各地の時間を表します。

ただし国境が必ずしも経度に沿って分かれていないことや政治的な意図などから、実際には各国・地域の時間帯がこのように経度ごとにきれいに分かれているわけではありません。

＜時差とは＞
時差とは、一言でいえば地点ごとの経度の違いから生じる時間の差（あまり正確ではないかもしれないが）とでもいうべきものだと思われます。

地球上で、基準となる南北の線（通常は北極、イギリスのグリニッジ天文台、南極を通る線で、「グリニッジ子午線」という）を起点（つまり経度0°）に15°経度がずれるに従い、1時間ずつ現地の時間がずれていきます。

ただしこれはあくまで理論上の話で、実際は国ごとに政治・歴史・文化などさまざまな背景の違いから、ほぼ同じ経度上にある国であっても、異なる時間を用いている場合もあります。