エコノミークラス症候群　　

エコノミークラス症候群とは、「深部静脈血栓症」のことで、長時間座ったまま足を動かさずにいることにより、足の静脈に血のかたまりができてしまう病気のことです。

立ち上がった瞬間にその血のかたまりが心臓や脳に流れ、血管を詰まらせて死に至ることもあります。

当初、エコノミークラスの乗客に多くみられたので「エコノミークラス症候群」と呼ばれてましたが、ビジネスクラスやファーストクラスでも、長時間同じ姿勢でいれば「エコノミークラス症候群」は起こりますので注意が必要です。

予防策としては、ゆったりとした服装にする、座っている時も時々足を動かす、時々深呼吸をする、アルコールを控え水分補給をする、などがあげられます。

エコノミークラス症候群の発症は女性が圧倒的に多いようで、特に更年期以降の女性はホルモンバランスの変化により血液が固まりやすく、水分を取らないでいると脱水状態となり血栓ができやすくなりますので、くれぐれも注意しましょう。