リテーラー

リテーラーとは、旅行関連の用語として使う場合には、顧客に対してダイレクトに旅行商品を販売する業務形態を表します。

リテーラーは、ホールセラーに対する言葉として用いられることが多いです。

大手の旅行会社であるホールセラーの旅行商品を、店頭で販売して、その手数料で生計を立てるのがリテーラーです。

大多数の旅行会社の姿であるといえます。

リテーラーをさらに説明しますと、リテーラーとは、小売専門の旅行会社のことです。

ホールセラーから仕入れた旅行商品で自社主催商品を企画し販売したり、ホールセラーの主催パッケージを委託販売したりします。

リテーラーの中には、直接、航空会社から座席を仕入れている業者も中には存在するようです。

リザベーション

リザベーションとは、旅行関連の用語として使う場合には、予約の総称のことを表しています。

おおむね宿泊に関する全ての予約に対応することから、フロント・リザベーションとも呼ばれています。

リザベーションの業務内容としては、宿泊に関する空室状況や料金、客室のタイプや施設内容等の問い合わせへの対応、また、予約変更やキャンセルの処理などが中心となります。

宿泊予約には、個人予約や団体予約といった利用客のタイプ別の予約がありますし、国際ルートや国内ルートといったルート別の予約もあります。

また、電話や文書といった方法タイプ別の予約や、当日予約や明日以降の予約といった受付時間別の予約形態があります。

全国展開している様な大手のチェーン・ホテルでは、経費や業務の効率化を図るために、各ホテルのリザベーション業務を統合化し、予約センターを設置していることが多いようです。

リクエスト

リクエストとは、旅行の分野で使う場合には、航空会社またはホテルと座席（残室）の交渉ができる、という意味を示しています。

すなわち、リクエストとは、予約という行動を起こす事、つまり、予約状況がＯＫでもキャンセル待ちでもない状態、回答待ちの状態、ということになります。

例えば、ホテルの部屋に関して言うなら、残りの部屋が少ない状態で、あるいは、飛行機の座席が少ない状態で、航空会社又はホテルの現状しだいでは座席（残室）をもらえる可能性が残っている、ということなります。

ただし、必ず予約が確定するかどうかは分かりませんので、それを承知の上でリクエストすることになります。

リクエストは、キャンセル待ちと混同されがちです。

しかし、キャンセル待ちは実際にその便やホテルにキャンセルがでないと予約が取れない状態を表しますから、それに比べると、リクエストの方が取れる可能性が高いということが言えるでしょう。